スポンサードリンク
眼乾燥(ドライアイ)
涙腺の障害から涙分泌の減少が見られ、涙が出ないという状態が続きます。涙が出ないということから、目が乾燥するために、かゆみや痛みの発生や日光がまぶしく感じられます。そのため、目やにがたまりやすく病気にかかりやすくなってしまいます。また、感動や悲しみなどで涙を良く流していた人でも、感情による涙が出ないという状態になります。
口腔乾燥(ドライマウス)
唾液腺の障害から唾液分泌の減少が見られるために、口腔内が乾燥します。口が乾くのは唾液が出ないということで、乾いた状態でいると会話が難しくなります。下の表面が乾燥して、味がわからなくなることがあり、水を飲むことが増えるために頻尿となることが多いです。唾液による抗菌作用が低下するため口内炎や虫歯が出来やすくなりますし、乾燥がひどいときには声が出ない、かすれてしまうという状態になるひともいます。
鼻腔乾燥
鼻から喉へかけて乾燥してしまうことから、鼻の中でかさぶたが出来てしまい、出血を伴うことが起こります。
その他の症状
関節炎や脱毛、手足の痺れや蒼白を伴う血管炎によるレイノー症状がみられます。膣内分泌液の低下から乾燥するため性交痛や不快感を訴える人もおり、膣炎の原因になるのです。これらの症状がでることで、疲労が見られうつ状態となってしまうこともあります。
シェーグレン症候群の診断基準
厚生省が1999年に次のようなシェーグレン症候群の診断基準を改定しました。
- 口唇腺組織、涙腺組織でリンパ球浸潤が見られる
- 唾液腺造影やガム試験などの口腔検査で唾液分泌の異常が見られる
- シャーマー試験のローズベンガル試験か蛍光試験から涙分泌の異常が見られる
- 血清試験、抗SS-A抗体か抗SS-B抗体に陽性が見られる
これらの4項目のうち、2項目以上当てはまればシェーグレン症候群と診断されます。
シェーグレン症候群の治療法
治療法としては、未だシェーグレン症候群は治癒すること出来ないとされているために症状の緩和が主な治療法となります。 眼の症状には眼科で治療されます。点眼薬の処方や涙の排出される涙点の手術を行い涙点プラグの挿入で、眼を潤す治療法が取られ、また睡眠時に眼軟膏を使用することで、症状の改善を図ります。 口の症状には、口腔外科や歯科などでの治療を行います。唾液の分泌を増加させるためにガムやレモンなどでの刺激や、うがい薬を使用するなど虫歯になることが多いので予防するため口内を清潔にすることが大切です。人口唾液を用いることもありますが、作用時間が短いために睡眠時には使用せず、口腔用軟膏で効果を期待します。 関節痛には整形外科というように、受診する科を変えなければいけないのですが各々の症状に合わせ適切な治療を行うためです。
このように、治癒しないとは言っても生命の危険性があるわけではなく、かなりの症状の緩和、改善がみられる疾患です。シェーグレン症候群と共に生きていくことになるので、この病気を理解し、症状を軽くするための自分にあった治療法を病院で見つけ、薬を適切に飲用する必要があります。シェーグレン症候群から他の病気を併合しないために精神的なストレスを避けるよう心がけてください。
スポンサードリンク